3月 10

レイトショー1200円で。

でも、何も今日行く必要はなかったな…。
行くときは雪吹雪いてるわ、帰りは雨で
足濡れるわ溶けた雪でこけそうになるわ。
 
以下ネタバレありです。
観に行く予定の人は読まないよう注意。

 
  
●よかった点
・銃撃シーンの張り詰めた緊張感。FPS好きにはまぁ観られる映画。
 ※劇中で360のギアーズオブウォーやってる(笑 そこはCoD4MWじゃないのか
  戦争の歯車的表現だったのかもしれないけど、そういう訴えの映画としては
  激しく弱かったような…。
・『山猫は眠らない』のような互いに狙撃し合うシーン。いずれにしろ戦場風景。

●悪かった点
・主人公がヒーロー気取りDQN&ナルシスト過ぎてあんなの戦場に居ていいわけない
・ドキュメンタリータッチなのは手持ちカメラ演出だけで、中身に文化性はない
・死亡フラグの立たせ方と成立が単純&甘すぎて萎える

 
 
これがアカデミー賞ですかー、ふーん。
まぁアメリカの映画賞だしな…っていう印象。

若者を戦争に送り出す映画としては、いい感じにうそぶいてて似合ってる感じ。
マッチポンプ戦争なの完全に抜け落ちてて、俺たちって大変だ、なので。
そこに絵面だけはリアルなドキュメンタリータッチなのがアクドイね。
劇中とEDには激しいヘヴィメタル掛かって戦場へ行け行けGO!GO!な感じ。

一応、文化的(考えさせる的)な訴求も、子供や赤ん坊を出したりして
見せてたけど、はっきりいって取って付けたようなもので感銘もなにも受けない。
そういった意味においての戦争映画としては凡作以下。

 
なので、いいのは戦闘シーンくらい。
張り詰めた緊張感あっていいです。

一人で見に行ったのに、思わず索敵シーンで、
「あっ、居た」とボソッと一人突っ込みが声に出てしまった(笑
隣と前とががら空きで、ほんと一人映画館状態だったので。
後ろにはそれなりに人もいたけど。
すぐ咳き込んでごまかした。

戦闘疑似体験、FPSゲームプレイを見に
行く感じでいけばまぁそれなりに楽しめます。
あのDQNな主役を脇に置いて見られれば。

 
 
あと女監督のせいかフラグの立たせ方が陳腐だった。
そこらへん映画らしいといえば映画らしい側面ではあったけど…。

丘陵地帯でイスラム系テロリスト犯2名捕まえた
現地民兵の格好に偽装した実は米兵チームと車両同士で落ち合う。
その2名のテロリスト犯らしき人間には賞金が掛かっている。
が、その最中にイスラム側狙撃兵に丘陵方向から狙撃され
捕獲チームのうち1名が死亡。場が戦場化する。

と同時に、2名のテロリストがこれを好機と脱走する。
逃げられたら賞金がパーだ!と捕獲米兵グループのリーダーが
自然塹壕から出て追いかけ、逃げた2名を撃ち殺す。
死んでてもお金は出るらしい。
が、その帰り際にイラク側狙撃兵に撃たれて死亡。
欲に目が眩んだら死亡ね。

ちなみに実際にイラクでは向こうにとってヒーローの狙撃兵がいたらしい。
 アメリカ兵を狙撃してる映像がネットに流されていたとか。
 その事実を模したものかもしれない。

 
 
もう1つは主人公3名チームの一人エルドリッチ?が
戦地で精神が不安定になり、若干偉そうな
上から目線の軍医のカウンセラがついていた。
エルドリッチは爆弾処理する現場に出ないと、
この恐怖はわからないと軍医のカウンセリングを突っぱる。

軍医は、じゃあ必要なら自分も現場へ行くと現場参加することに。
現場では軍医は現地民を丁寧に、危険な場所から追い出す役をかっていたが
何度話をしても通じずしまいには切れる。そして罵声を出して追い払う。

同時に主人公たちの現場処理も終わり、さー帰ろうとしたとき
地雷踏んだか起爆されたかで軍医が死亡。患者だった
エルドリッチは精神錯乱的に取り乱す。

若干偉そうな軍医の不慣れな現場参加で死亡ね。
が、主人公も結構似た暴挙をやってるのに生きてる不思議。

戦場で人の善悪を計って生きる死ぬ選ぶ神様はいないだろうに。
どんな善人だって死ぬときゃ死ぬわけで。そこらへんがリアルじゃない。
勧善懲悪がやはり結構大きくこの映画を背後で支配してる。

 
 
そして最後、タンクローリー爆発現場で3人しかいないのに
敵が闇に潜んでいると主役が言い出し、たった3人で夜の市街地を索敵開始。
その結果エルドリッチが分かれた路地で銃撃され連れ去れようとしてるが
それを主役ともう一人の仲間の黒人が見つけ出し助ける。
が、エルドリッチは敵の銃撃か味方の銃撃で足を負傷し翌日戦線離脱。
主役を罵倒してヘリで負傷帰還兵として運ばれる。

初めてやりたい放題だった主役を戒める的なシーンだったけど
あそこではエルドリッチ死んでないとダメだな。ここらへん甘い。

主要3名のメンバーは映画の伝達者・メッセンジャーだから
生かしておきました的な計算が見えてフィクション感が出てしまう。
そこらへん映画だなという感じ。

 
 
映画脚本的な生ぬるいフラグ処理と
対照的な手持ちカメラによるリアルな画面構成。
あまりこれがマッチしてなかったな。
そのおかげで絵面ばかり迫力出てしまった。

これ観て考えさせられるのは、マッチポンプ戦争完全に忘れてる映画だけど
これアカデミー賞受賞でいいんですか?という映画の外の話になってくるな。

リアルでは、すでに4000名以上の血がイラクの地に吸われたはずだけど
まだまだ死者増産してもアメリカ的にはおkなのかなーって映画でした。
主要3名じゃなくて、もっと歯車的に使われてること撮らないとダメね。

とりあえず絵面を楽しむだけで見に行く分には元は取れる気がします。
アカデミー賞=文化的側面のメッセージ性がある、と思うとあれ?となります。

 
 
ちなみに似たリアルな現場風景を再現した
映画としてはトラフィックが好きだ。
こっちは麻薬戦争の話。映像といい中身といい
鑑賞後の充実感は比べものになりません。
映画観たな…って感じになれます。ベニチオ・デルトロが渋い。

そういえば関係ないけどベニチオ・デルトロにそっくりな
目の下のくまみたいのもった日本の政治家いたなぁ。
名前分からないけど顔は浮かんでいる(笑

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